シホノディレット（2019年生、母メジロコウミョウ）

シホノディレット（2019年2月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+楽しみ(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時8歳）と交配したメジロコウミョウが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道虻田郡洞爺湖町、生産者はレイクヴィラファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳新馬。

経歴

デビュー前

1歳のとき、レイクヴィラファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、村瀬寛紀によって1,650万円で落札された。

杉山佳明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月3日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 小雨/良）に出走。馬体重は518kg。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のクラーベドラドに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

8月7日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（新潟芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月20日、中5週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラスのなでしこ賞（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜中俊騎手（3戦1勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

12月12日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2022年）

2月26日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走からさらに18kg増やして迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3月27日、中3週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた7戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では途轍もない末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のクロジシジョーに3馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

6月26日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスのリボン賞（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本大輝騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの糸島特別（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で松本大輝騎手（2戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月11日、中7週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた11戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

12月11日、中6週で迎えた12戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に敗れた。

4歳（2023年）

2月25日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの早鞆特別（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は松本大輝騎手（3戦1勝）。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したスウィートプロミスを差し切れず、2馬身差の2着となった。

2023年3月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。