カネトシジュテーム（2014年生、母カネトシディザイア）

カネトシジュテーム（2014年3月4日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋愛してる（仏）」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時17歳）と交配したカネトシディザイアが16歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方7戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2017年の3歳B4。

経歴

デビュー前

河内洋厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2016年）

11月5日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、和田翼騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って12着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい13着に終わった。

3歳（2017年）

4月1日、約3か月半の休み明けで迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は和田翼騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて18着に終わった。

4月23日、中2週で迎えた5戦目は、堀場裕充騎手を鞍上に迎えて、3歳B5（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサクラトップビクトに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月9日、中1週で迎えた6戦目は、3歳B2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた7戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀場裕充騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、ハクサングロウに半馬身交わされて2着に敗北した。

5月23日、連闘で迎えた8戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、3歳B3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、カタマチコマチにクビ差交わされて2着に惜敗した。

8月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から13kg減らして迎えた9戦目は、3歳B（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は堀場裕充騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、パルクールダンサーに交わされて5馬身差の2着となった。

8月15日、連闘で迎えた10戦目は、3歳B4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で堀場裕充騎手（4戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデルマフユゲシキに7馬身の差をつけて2勝目をマークした。

4歳（2018年）

1月21日、約5か月半の休み明けで迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた12戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、春寒特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。