バスマティ（2019年生、母イノセントデイズ）

バスマティ（2019年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「香りの女王(ヒンディー語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したイノセントデイズが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は小野秀治。主な勝ち鞍は2022年の3歳1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、小野秀治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、鬼塚義臣によって1,100万円で落札された。

藤沢和雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

9月4日、デビュー戦は団野大成騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

9月26日、中2週で迎えた2戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京芝1600m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた3戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月13日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入った。

11月27日、中1週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったウェストファリアにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

12月19日、中2週で迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず12着に敗れた。

3歳（2022年）

1月15日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上はC.ルメール騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のデルマセドナに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

1月29日、中1週で迎えた8戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線に入ると、前で粘るカフジテトラゴンを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って制した。

9月18日、約7か月半の休養明けで迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく9着に敗れた。

11月26日、中9週で迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4歳（2023年）

2月12日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、T.バシュロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月2日、中6週で迎えた12戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

2023年4月6日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。