オンザトップ（1994年生、母タマモダイヤモンド）

オンザトップ（1994年4月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアサティス（当時9歳）と交配したタマモダイヤモンドが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）グランド牧場。戦績は、中央平地14戦2勝2着3回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は1998年の飯盛山特別(500万下)。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1997年）

10月4日、デビュー戦は徳吉孝士騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は482kg。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は一杯になって7着に終わった。

10月25日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で徳吉孝士騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。先手を取り、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、セントエンジョイに半馬身交わされて2着となった。

11月4日、中0週で迎えた3戦目は、3歳戦のマルチパルス特別（浦和ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で徳吉孝士騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のアグネスカーリアンに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（1998年）

4月26日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた4戦目は、5歳以上500万下の清津峡特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で徳吉孝士騎手（3戦1勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったケイエムユメジにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

8月2日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1700m 小雨/良）に出走。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

8月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のノースサファイアに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小野次郎騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマイターンに詰め切れず、6馬身差の2着に敗北した。

9月19日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小野次郎騎手（3戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、些か速いペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小野次郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシュウレイビゼンに7馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

10月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小野次郎騎手（5戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立ち、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

5歳（1999年）

2月20日、約4か月の休み明けで迎えた11戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて12着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上900万下の伊良湖特別（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は小野次郎騎手（6戦2勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひと伸びが足りず、5着に終わった。

4月4日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の野島崎特別（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小野次郎騎手（7戦2勝）。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

4月17日、中1週で迎えた14戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の御嶽特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後は勢いを失って9着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は小野次郎騎手（8戦2勝）。14頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。