タニビックガール（1988年生、母シンコークール）

タニビックガール（1988年3月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は黒鹿毛。種牡馬のホクトイツセイ（当時8歳）と交配したシンコークールが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はWing Farm。戦績は、中央平地6戦1勝2着2回、地方16戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1990年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

西塚十勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

6月23日、デビュー戦は町田義一騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。馬体重は426kg。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、コウチガバナーに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

7月7日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（福島ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で町田義一騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、プールモワに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

8月4日、中3週で迎えた3戦目は、蛯名信広騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端に立ち、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のデーエスセンジュウに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、約3か月半の休養明けで迎えた4戦目は、菅原隆明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳400万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名信広騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

12月16日、連闘で迎えた6戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（中山ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に終わった。

3歳（1991年）

4月22日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、斉藤敏騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の駒草特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

5月12日、中2週で迎えた8戦目は、アラ系4歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤敏騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイロッコーから6馬身差の2着となった。

5月31日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の山つつじ特別（船橋ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で斉藤敏騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

7月1日、中3週で迎えた10戦目は、アラ系一般C2二（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で斉藤敏騎手（3戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月12日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた11戦目は、アラ系一般C3一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で斉藤敏騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

7月24日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた12戦目は、アラ系一般C2二（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で斉藤敏騎手（5戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

8月13日、中2週で迎えた13戦目は、アラ系一般C3一（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で斉藤敏騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月20日、連闘で迎えた14戦目は、アラ系一般C3一（船橋ダート1400m 内回り雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で斉藤敏騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のサンダータイガーに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

9月11日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系一般C2（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で斉藤敏騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月11日、中3週で迎えた16戦目は、アラ系一般C2二（船橋ダート1400m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で斉藤敏騎手（9戦1勝）。5頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月29日、中2週で迎えた17戦目は、アラ系一般C1二 C2（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で斉藤敏騎手（10戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のアイランドデビーに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

11月1日、連闘で迎えた18戦目は、入間川特別（浦和ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で斉藤敏騎手（11戦2勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月10日、連闘で迎えた19戦目は、アラ系一般C1（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で斉藤敏騎手（12戦2勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月29日、中6週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で斉藤敏騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1992年）

3月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、アラ系一般C1（船橋ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で斉藤敏騎手（14戦2勝）。7頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月31日、中9週で迎えた22戦目は、田邉廣文騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C2-2（福山ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。