デルマフルフル（1998年生、母イエローローズオブテキサス）

デルマフルフル（1998年4月6日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェイドロバリー（当時11歳）と交配したイエローローズオブテキサスが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はカヤノ牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方14戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2001年の一般C3 C4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、カヤノ牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、浅沼廣幸によって420万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

8月6日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は440kg。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

8月26日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に終わった。

12月17日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg戻して迎えた3戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1000m 曇/良）に50kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3歳（2001年）

1月27日、中5週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた4戦目は、野崎孝仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 小雨/不良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

3月11日、中5週で迎えた5戦目は、穂苅寿彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 小雨/良）に出走。鞍上は野崎孝仁騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の負けん気を発揮してゴールまで頑張り、5着を確保した。

5月12日、中6週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野崎孝仁騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に終わった。

7月1日、中6週で迎えた8戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

7月11日、中0週で迎えた9戦目は、3歳戦のアルキバ特別（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったファービッシュから4馬身差の2着に敗北した。

7月18日、連闘で迎えた10戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のリゲル特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦のプレセペ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた12戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のスピカ特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月12日、中3週で迎えた13戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のペテルギウス特別（旭川ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた14戦目は、渋谷裕喜騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のもみじ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月4日、連闘で迎えた15戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかつら特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のクルミ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

12月16日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、金井正幸騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（高崎ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のスペシャルタッチに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

1月2日、中1週で迎えた18戦目は、門松特別（高崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で金井正幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったコーザンアグルからハナ差の2着に惜敗した。

2月3日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3（高崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で金井正幸騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホワイトナイルから1馬身差の2着に敗北した。

2月16日、中1週で迎えた20戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で金井正幸騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月5日、中6週で迎えた21戦目は、一般C3（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で金井正幸騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったダイドウミノルから半馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中3週で迎えた22戦目は、はまなす特別（高崎ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で金井正幸騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。