マロンベスト（2000年生、母ベストバルーン）

マロンベスト（2000年4月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「栗（仏）＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時12歳）と交配したベストバルーンが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）隆栄牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方33戦9勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の一般B1。

経歴

デビュー前

本郷一彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

4月5日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月17日、連闘で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

7月2日、中6週で迎えた5戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D4-3（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のブルーキャロウェイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

7月16日、中1週で迎えた6戦目は、一般D4-2（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のハヤテデュークに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月29日、中1週で迎えた7戦目は、一般D3-3（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた8戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-4（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた9戦目は、一般D3-3（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（3戦2勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったキャプテンジーコからクビ差の2着となった。

9月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般D3-3（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた11戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のスプリングアルルに2馬身半の差をつけて優勝

10月29日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月30日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったジェミースマイルから3馬身差の2着に敗北した。

12月13日、中1週で迎えた14戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスパークルスターに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

12月27日、中1週で迎えた15戦目は、3歳C1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったグラスレビンからクビ差の2着に惜敗した。

4歳（2004年）

4月4日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったディアレストハニーから半馬身差の2着となった。

5月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。最後は、2着のエビスブレットに1馬身3/4の差をつけて5勝目を獲得した。

5月31日、中3週で迎えた19戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（6戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったエビスブレットからハナ差の2着に甘んじた。

6月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で村上忍騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のサカモトサンデーに1馬身1/4の差をつけて6勝目を手中に収めた。

6月28日、中1週で迎えた21戦目は、一般B3（水沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で村上忍騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のショウリノウタゲに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

7月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は10戦連続で村上忍騎手（9戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で村上忍騎手（10戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

10月9日、中9週で迎えた24戦目は、吉留孝司騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた25戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般B3（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた26戦目は、一般B3（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板垣吉則騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。3着を確保した。

12月5日、中1週で迎えた27戦目は、一般B3（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で板垣吉則騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。4着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた28戦目は、三野宮勇騎手を鞍上に迎えて、かまくら特別（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（2005年）

1月10日、中1週で迎えた29戦目は、盛岡タイムス杯（水沢ダート1600m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で三野宮勇騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。7着に終わった。

4月2日、約2か月半の間隔を開けて迎えた30戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4月18日、中1週で迎えた31戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るサンライトサンデーを上がり0位の末脚で半馬身差し切って8勝目を収める

5月1日、中1週で迎えた32戦目は、葛山晃平騎手を鞍上に迎えて、メイカップ（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず11着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた33戦目は、一般B1（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトウキュウコマンドに3馬身の差をつけて9勝目を掴み取った。

5月28日、中1週で迎えた34戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、石桜杯（盛岡芝1700m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

6月11日、中1週で迎えた35戦目は、ジューンカップ（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は小林俊彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた36戦目は、一般A2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林俊彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

8月1日、中3週で迎えた37戦目は、一般A2（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は板垣吉則騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず12着に終わった。