フジノワイドスルー（1992年生、母ワイドゴールド）

フジノワイドスルー（1992年5月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。品種はサラブレッド系で、毛色は鹿毛。種牡馬のハイブリツジスルー（当時8歳）と交配したワイドゴールドが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は坂戸節子。戦績は、地方15戦6勝2着6回。主な勝ち鞍は1998年の一般C3二。

経歴

デビュー前

川村昭男厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1995年）

6月2日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は473kg。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったオパールフォンテンから2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1996年）

5月27日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた2戦目は、5歳（船橋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のコアレスマインドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月12日、中6週で迎えた3戦目は、一般C3七八（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイエーイブキに6馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月17日、連闘で迎えた4戦目は、一般C3九十（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のマキバスプラッターに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

8月5日、中2週で迎えた5戦目は、一般C3一（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のライオンハートをクビ差制して破竹の4連勝を決めた。

9月18日、中5週で迎えた6戦目は、一般C2四（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったミヤマテイオーから半馬身差の2着に敗北した。

5歳（1997年）

6月6日、約8か月半の休み明けで迎えた7戦目は、立花伸騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月24日、中2週で迎えた8戦目は、C3一（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で立花伸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。10着に敗れた。

6歳（1998年）

1月19日、約7か月の休み明けで迎えた9戦目は、一般C3五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で立花伸騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚を見せたが、勝ったベストオピニオンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月2日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で立花伸騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3三四（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で立花伸騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のアズマゴールドに1馬身の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

3月12日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3二三（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で立花伸騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で急追したが、抜け出したユウダイヤを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

3月30日、中2週で迎えた13戦目は、一般C3二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で立花伸騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のパワーウィンダムに2馬身の差をつけて6勝目をマークした。

7月26日、約4か月の休み明けで迎えた14戦目は、一般C3二（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で立花伸騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、ラグにハナ差交わされて2着に甘んじた。

8月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、一般C2七八九（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で立花伸騎手（8戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、抜け出したクリスタルエルにクビ差届かず2着に甘んじた。