タキシードシチー（2000年生、母フレッシュミドリ）

タキシードシチー（2000年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「男の略礼装（父名から連想）＋冠名」。毛色は芦毛。種牡馬のブラックタイアフェアー（当時14歳）と交配したフレッシュミドリが11歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地11戦0勝2着1回、地方1戦0勝。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,600万円（3.2万×500口）で一口馬主が募集された。

五十嵐忠男厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2002年）

7月21日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は462kg。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

8月17日、中2週で迎えた3戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。

9月15日、中1週で迎えた5戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、ハコダテノユメに3/4馬身交わされて2着となった。

9月22日、連闘で迎えた6戦目は、2歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松田大作騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

3歳（2003年）

7月5日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた8戦目は、北村浩平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

7月30日、中0週で迎えた9戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のフェルカド特別（旭川ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。9着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

9月6日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた11戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

9月27日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（札幌ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小林徹弥騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。