ビービーラッシュ（2010年生、母ダイヤターン）

ビービーラッシュ（2010年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋突進」。毛色は芦毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時17歳）と交配したダイヤターンが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）中本牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、中央障害8戦2勝。主な勝ち鞍は2014年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

田中剛厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

11月10日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

12月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

3歳（2013年）

1月27日、中4週で迎えた4戦目は、D.マクドノー騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見所を作れず11着に敗れた。

6月16日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず6着に終わった。

6月23日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

7月20日、中3週で迎えた7戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。15頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

11月17日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、山本康志騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月8日、中2週で迎えた9戦目は、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で山本康志騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。

4歳（2014年）

1月12日、中4週で迎えた10戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で山本康志騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のトップエトワールに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

2月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で山本康志騎手（3戦1勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月23日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた12戦目は、障害4歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は5戦連続で山本康志騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

4月5日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた13戦目は、三木ホースランドパークジャンプステークス（阪神障害芝3140m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本康志騎手（5戦1勝）。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。競走中止となった。

4月26日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた14戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。最後は、2着のカシマシンセイに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

6月28日、中8週で迎えた15戦目は、J・G3の東京ジャンプステークス（東京障害芝3110m 雨/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で五十嵐雄祐騎手（1戦1勝）。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。