ラフエイジアン（2020年生、母アラピンタ）

ラフエイジアン（2020年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アジアの原石。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時9歳）と交配したアラピンタが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者はフジワラフアーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、フジワラファームから「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、嶋田賢によって3,300万円で落札された。

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

9月17日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は464kg。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したイルディヴィーノにアタマ差届かず2着に甘んじた。

10月15日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったサンライズジークに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月6日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスノーパトロールに9馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

3歳（2023年）

1月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて楽々と抜け出し、最後は2着のジャスリーに3馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

5月14日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で田辺裕信騎手（4戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

6月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳G3のユニコーンステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は6戦連続で田辺裕信騎手（5戦2勝）。15頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

11月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの神奈川新聞杯（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で田辺裕信騎手（6戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず13着に敗れた。