キョウワミラージュ（2010年生、母キョウワミラクル）

キョウワミラージュ（2010年4月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋蜃気楼」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時15歳）と交配したキョウワミラクルが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方25戦4勝2着5回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

小野次郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月13日、デビュー戦は津村明秀騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

8月24日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。

9月22日、中3週で迎えた3戦目は、青柳正義騎手を鞍上に迎えて、3歳B8（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず10着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた4戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に終わった。

10月25日、中1週で迎えた5戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るキリノトップジョーを異次元の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、一般C31（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月9日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた7戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエリックに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月27日、中2週で迎えた8戦目は、一般C28（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

4歳（2014年）

1月7日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定の一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた10戦目は、一般C27（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のイエスアンドノーに1馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

2月12日、中2週で迎えた11戦目は、池田敦騎手を鞍上に迎えて、初花月特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた12戦目は、大原浩司騎手を鞍上に迎えて、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた13戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、3着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた14戦目は、一般C22（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は島崎和也騎手（6戦2勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のアベニンアカツキをクビ差振り切って3勝目を手に入れた。

4月10日、中1週で迎えた15戦目は、吉野桜特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で島崎和也騎手（7戦3勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天賦の闘争本能でゴールまで勇戦し、3着を確保した。

4月23日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で島崎和也騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のピュアラメールをクビ差振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

5月16日、中2週で迎えた17戦目は、屋形船特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で島崎和也騎手（9戦4勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったヤマニンデリシューに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で島崎和也騎手（10戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

6月20日、中2週で迎えた19戦目は、一般C12 15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で島崎和也騎手（11戦4勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったカクテルフォンテンに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

7月3日、中1週で迎えた20戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で島崎和也騎手（12戦4勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で島崎和也騎手（13戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天賦の勝負根性でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

8月29日、中5週で迎えた22戦目は、揖斐特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で島崎和也騎手（14戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた23戦目は、きんもくせい特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で島崎和也騎手（15戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スプリングマックスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた24戦目は、一般C11（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は11戦連続で島崎和也騎手（16戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、アルファンタストに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

10月15日、中2週で迎えた25戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で島崎和也騎手（17戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月14日、中3週で迎えた26戦目は、一般C16（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で島崎和也騎手（18戦4勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

11月26日、中1週で迎えた27戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で島崎和也騎手（19戦4勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に終わった。