ハッシャバイ（2006年生、母カンカン）

ハッシャバイ（2006年5月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「子守唄の『ねんねんころり』に相当する部分」。毛色は栗毛。種牡馬のリンドシェーバー（当時18歳）と交配したカンカンが19歳のときに産んだ13番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は堤牧場。戦績は、中央平地19戦1勝2着1回、地方9戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2009年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、堤牧場から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、グリーンスウォードによって52.5万円で落札された。

和田正道厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

7月19日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。17頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

8月17日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた2戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭い脚を使えず16着に終わった。

9月14日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、マイネルプライゼンに交わされて1馬身1/4差の2着となった。

10月5日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい9着に敗れた。

3歳（2009年）

5月2日、約7か月の休養明けで迎えた5戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のタマモリバーをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月14日、中5週で迎えた6戦目は、国分恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

8月23日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の新発田城特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

9月26日、中4週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。13着に終わった。

11月7日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦し、3着を確保した。

11月22日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

4歳（2010年）

3月7日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り17着に終わった。

4月18日、中5週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西村太一騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5月22日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

7月25日、中8週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた14戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は西村太一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた15戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

9月19日、中5週で迎えた16戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

11月6日、中6週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい12着に終わった。

12月19日、中5週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（1戦0勝）。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

5歳（2011年）

2月13日、中7週で迎えた19戦目は、小野寺祐太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

3月23日、中4週で迎えた20戦目は、板野央騎手を鞍上に迎えて、楽天競馬賞（園田ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた21戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で板野央騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず10着に敗れた。

5月18日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で板野央騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したタマモハーバーに半馬身届かず2着となった。

6月8日、中2週で迎えた23戦目は、4歳以上B1 B2（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で板野央騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたセイウンマル決め手に屈して半馬身差の2着となった。

6月22日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で板野央騎手（4戦0勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のムーンプライドを3/4馬身振り切ってファンの期待に応えた。

7月13日、中2週で迎えた25戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、ザ・プレミアム・モルツカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月27日、中1週で迎えた26戦目は、やしろ鴨川の郷特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は板野央騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に終わった。

8月16日、中2週で迎えた27戦目は、ウェッツオールスターカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永島太郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず11着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた28戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、のうぜんかずら賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。