カシノブラボー（1997年生、母ブラボーコール）

カシノブラボー（1997年3月24日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマークオブディスティンクション（当時11歳）と交配したブラボーコールが14歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は柏木務。戦績は、中央平地11戦1勝、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は1999年の3歳新馬。

経歴

デビュー前

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月24日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。

8月7日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で内山正博騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のアドバンスマインドに1馬身3/4の差をつけて初白星を挙げた。

9月4日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で内山正博騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3歳（2000年）

2月5日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた4戦目は、4歳500万下のかささぎ賞（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で内山正博騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

2月21日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦のたんぽぽ賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で内山正博騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた6戦目は、西原玲奈騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西原玲奈騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい16着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で西原玲奈騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、4歳500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で西原玲奈騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた10戦目は、えびの特別（中津ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で西原玲奈騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月31日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、大隅特別（中津ダート1300m 曇/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で西原玲奈騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のカノヤワカワシに半馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

8月14日、中1週で迎えた12戦目は、霧島賞（中津ダート1760m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は7戦連続で西原玲奈騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の大濠特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で西原玲奈騎手（7戦1勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり15着に終わった。

9月16日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の仲秋特別（阪神芝1200m 雨/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は9戦連続で西原玲奈騎手（8戦1勝）。15頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

4歳（2001年）

7月28日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の伊万里特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で西原玲奈騎手（9戦1勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

8月6日、連闘で迎えた16戦目は、大隅特別（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で西原玲奈騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に敗れた。