ユーワビジョン（1990年生、母センターエンジェル）

ユーワビジョン（1990年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のマンオブビイジヨン（当時14歳）と交配したセンターエンジェルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）猿倉牧場。戦績は、中央平地20戦1勝2着1回、地方5戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

林正夫厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（1992年）

6月11日、デビュー戦は小林伸義騎手を鞍上に据えて、3歳（旭川ダート900m 晴/良）に出走。馬体重は415kg。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったホウリンロイヤルから3/4馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中6週で迎えた2戦目は、3歳（旭川ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林伸義騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のシルヴァープリーズに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月18日、中2週で迎えた3戦目は、3歳（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林伸義騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のリキアイチロルに半馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

10月27日、中9週で迎えた4戦目は、3歳（岩見沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で小林伸義騎手（3戦2勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた5戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（岩見沢ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒノデエリートに1馬身半の差をつけて3勝目を手にした。

12月26日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、篠原茂騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

3歳（1993年）

1月10日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月6日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（東京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

2月21日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手（3戦0勝）。16頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンの菜の花ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で篠原茂騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた12戦目は、4歳500万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で篠原茂騎手（6戦0勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた13戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1200m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月30日、中4週で迎えた14戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀山泰延騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

6月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で亀山泰延騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に終わった。

7月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、4歳500万下（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は篠原茂騎手（7戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に敗れた。

7月31日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（8戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

8月14日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下の柏崎特別（新潟ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（9戦0勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で篠原茂騎手（10戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

9月26日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で篠原茂騎手（11戦0勝）。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘し、4着を確保した。

10月9日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の岩谷特別（福島芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で篠原茂騎手（12戦0勝）。14頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着に入り込んだ。

10月23日、中1週で迎えた22戦目は、牧之瀬幸夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下の原町特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は篠原茂騎手（13戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸び脚で驀進したが、チョウカイオバコに3/4馬身交わされて2着となった。

11月13日、連闘で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の伊達特別（福島ダート1700m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で篠原茂騎手（14戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、息の入らないペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月11日、中3週で迎えた25戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で篠原茂騎手（15戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の敢闘精神で渋太く粘り続けて、最後は2着のトワソンドールに1馬身1/4の差をつけて優勝