ロッコーフラッシュ（1990年生、母タツノラツキー）

ロッコーフラッシュ（1990年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のジユアンジヨ（当時13歳）と交配したタツノラツキーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡穂別町、生産者は以頭光雄。戦績は、中央平地17戦1勝2着1回、地方14戦2勝。主な勝ち鞍は1992年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

武宏平厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

8月1日、デビュー戦は小谷祐司騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。馬体重は426kg。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

8月10日、連闘で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小谷祐司騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた4戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のテスタロッサトップをクビ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月27日、中2週で迎えた5戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳オープン（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい8着に終わった。

10月18日、中2週で迎えた6戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着に入り込んだ。

10月31日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンの福島アラブ3歳ステークス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦1勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳400万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく7着に終わった。

11月22日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（福島ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。5頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず3着に終わった。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系3歳オープン（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は小谷祐司騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく5着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた11戦目は、2歳オープンのアラブ3歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小谷祐司騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（1993年）

1月16日、中3週で迎えた12戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（京都ダート1200m 曇/不良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた13戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 曇/良）に牝馬ながら50kgの斤量を背負って出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

2月6日、連闘で迎えた14戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

2月28日、中2週で迎えた15戦目は、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（小倉芝2000m 晴/重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したキングタートルを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

4月3日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に終わった。

7月30日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた18戦目は、横川健二騎手を鞍上に迎えて、C1ロ（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。4着に終わった。

8月12日、中1週で迎えた19戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた20戦目は、田口輝彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田口輝彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月16日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた22戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で田口輝彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のオタルシャインに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

12月27日、中1週で迎えた23戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で田口輝彦騎手（3戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた24戦目は、大政君次騎手を鞍上に迎えて、若菜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた25戦目は、アラ系一般C1イ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は田口輝彦騎手（4戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた26戦目は、アラ系一般C1ロ（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で田口輝彦騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月11日、中2週で迎えた27戦目は、アラ系一般C1ハ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田口輝彦騎手（6戦1勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

11月8日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた28戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で田口輝彦騎手（7戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のオールドミサキに3/4馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

5歳（1995年）

2月20日、約3か月半の休養明けで迎えた29戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月4日、中5週で迎えた30戦目は、水野淳平騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

7月17日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた31戦目は、アラ系一般C3ロ（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で水野淳平騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。