トーヨーチグサ（1986年生、母トーヨーローズ）

トーヨーチグサ（1986年5月12日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルスキー（当時12歳）と交配したトーヨーローズが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）トーヨークラブ北海道支店。戦績は、中央平地13戦1勝。主な勝ち鞍は1989年の4歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

1月29日、デビュー戦は菊川正達騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた3戦目は、安田富男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のナイスキャストに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月19日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下のミモザ賞（中山芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田富男騎手（1戦1勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下の山藤賞（中山芝1800m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安田富男騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳400万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田富男騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

5月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下の八重桜賞（東京芝1600m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安田富男騎手（4戦1勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月10日、中3週で迎えた8戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の千歳特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

6月18日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上400万下の手稲山特別（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（5戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上400万下（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

7月29日、中2週で迎えた11戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の富良野特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊川正達騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月27日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊川正達騎手（4戦0勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に終わった。