マウントオーヒ（2007年生、母ボーイントンキャニオン）

マウントオーヒ（2007年2月20日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋王妃」。毛色は青鹿毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時22歳）と交配したボーイントンキャニオンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は佐藤牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方39戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年の一般C17。

経歴

デビュー前

浅野洋一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

11月15日、デビュー戦は大庭和弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は494kg。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた2戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/重）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

12月26日、中2週で迎えた3戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

3歳（2010年）

4月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた4戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は大庭和弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に終わった。

6月20日、中4週で迎えた6戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1700m 曇/良）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林徹弥騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に終わった。

7月14日、中1週で迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のデネブ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月8日、約3か月の間隔を開けて迎えた9戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた10戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

11月1日、中0週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、一般C26（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に終わった。

11月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた12戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

12月6日、連闘で迎えた14戦目は、一般C24（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に終わった。

12月31日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた15戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

4歳（2011年）

1月11日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた16戦目は、一般C25（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（4戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月21日、中3週で迎えた18戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C25（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（7戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

3月21日、中1週で迎えた20戦目は、愛知県養蜂協会創立60周年記念（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（8戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

3月28日、連闘で迎えた21戦目は、一般C21（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（9戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた22戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で宇都英樹騎手（10戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月18日、連闘で迎えた23戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宇都英樹騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月2日、中1週で迎えた24戦目は、一般C24（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で宇都英樹騎手（12戦0勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた25戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で宇都英樹騎手（13戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリックレジェンダに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

6月1日、中1週で迎えた26戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は13戦連続で宇都英樹騎手（14戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のように疾駆したが、勝ったミューズトタズナに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた27戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は14戦連続で宇都英樹騎手（15戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた28戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

7月19日、中1週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた29戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今井貴大騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた30戦目は、一般C17（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（16戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた31戦目は、祝! 健次様還暦記念（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（17戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた32戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宇都英樹騎手（18戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリズワングルに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月26日、中1週で迎えた33戦目は、一般C14（名古屋ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宇都英樹騎手（19戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

10月5日、連闘で迎えた34戦目は、一般C13（名古屋ダート800m 雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で宇都英樹騎手（20戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた35戦目は、祝!祥多☆真子結婚記念（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で宇都英樹騎手（21戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したコイハテサグリを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月2日、中1週で迎えた36戦目は、一般C18（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で宇都英樹騎手（22戦1勝）。8頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、抜け出したホウライアクションにクビ差届かず2着に惜敗した。

11月16日、中1週で迎えた37戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で宇都英樹騎手（23戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた38戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月6日、連闘で迎えた39戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

12月20日、中1週で迎えた40戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5歳（2012年）

1月4日、中1週で迎えた41戦目は、小林弘明様定年お疲れ様でした（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

1月18日、中1週で迎えた42戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた43戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田稔騎手（5戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

2月8日、連闘で迎えた44戦目は、一般C20（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉田稔騎手（6戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた45戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉田稔騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた46戦目は、東日本大震災私たちは忘れない!（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は宇都英樹騎手（24戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。