アルケミスト（1995年生、母トツプイチレデイー）

アルケミスト（1995年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールデンフェザント（当時9歳）と交配したトツプイチレデイーが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は（有）スイートファーム。戦績は、中央平地8戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は1998年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,751万円（17.51万×100口）で一口馬主が募集された。

境直行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月31日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩みのないペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、サクラブーケに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月7日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のレディステラを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3歳（1998年）

2月28日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の雪割草特別（阪神芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月14日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた4戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のはなのき賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛進したが、伸びてきたサイコーデボネア決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月17日、約7か月の休み明けで迎えた5戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端に立ち、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして、最後は2着のズーンを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

12月6日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、L.キャシディ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の’98ゴールデンサドルトロフィー（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。13頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月19日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（4戦2勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。競走中止となった。