サクレエクスプレス（2014年生、母ビーポジティブ）

サクレエクスプレス（2014年3月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「神聖（仏）＋特急」。毛色は鹿毛。種牡馬のクロフネ（当時16歳）と交配したビーポジティブが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地10戦2勝2着1回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、YapKimSanによって3,456万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

9月3日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1500m 曇/良）に出走。馬体重は480kg。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤマカツグレースにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

11月6日、中8週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモリトシラユリに1馬身1/4の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月17日、中5週で迎えた3戦目は、2歳500万下のひいらぎ賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

3歳（2017年）

3月20日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。13頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた5戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るチリーシルバーを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月14日、中3週で迎えた6戦目は、3歳オープンの青竜ステークス（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月14日、中3週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳Jpn2の関東オークス（川崎ダート2100m 晴/重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

9月23日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の茨城新聞杯（中山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。

10月28日、中4週で迎えた9戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に終わった。

4歳（2018年）

2月3日、約3か月半の休養明けで迎えた10戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた11戦目は、F.ミナリク騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って11着に終わった。