ヤマニンチェルキ（2022年生、母ヤマニンプチガトー）

ヤマニンチェルキ（2022年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+探す(伊)」。毛色は栗毛。種牡馬のフォーウィールドライブ（当時5歳）と交配したヤマニンプチガトーが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は錦岡牧場。2025年の東京盃(Jpn2)に勝利した他、2025年のサマーチャンピオン(ハンデJpn3)を制するなど、重賞3勝を挙げた。

経歴

デビュー前

木原一良厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2024年）

10月26日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた2戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のモズタチアガレに4馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

12月8日、中2週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（京都ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、勝ったアメリカンステージに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2025年）

3月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るアスタールフナを圧倒的な末脚でクビ差だけ差し切って2勝目を手にした。

4月6日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦2勝）。15頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のマサノユニコーンをクビ差振り切って制した。

5月1日、3歳Jpn2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（3戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた7戦目は、天保山ステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（4戦3勝）。16頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月14日、石川倭騎手を鞍上に迎えて、3歳Jpn3の北海道スプリントカップ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、鮮烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のマテンロウコマンドに1馬身の差をつけて初の重賞タイトルを手にした。

9月4日、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、ハンデJpn3のサマーチャンピオン（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンペラーワケアを上がり2位タイの末脚で半馬身差し切って2つ目の重賞タイトルをゲットした。

10月9日、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のクロジシジョーに2馬身の差をつけて3連勝で3つ目の重賞タイトルを手にした。