ハードキャリー（2020年生、母オクリモノ）

Hard Carry

2020.04.16

ハードキャリー（2020年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「運ぶのが難しい。最悪の状況からの逆転勝利」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時17歳）と交配したオクリモノが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者はミルファーム。主な勝ち鞍は2022年の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞。

経歴

デビュー前

伊藤伸一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月13日、デビュー戦は嶋田純次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は490kg。17頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。競走中止となった。

2022年8月17日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中5週で迎えた2戦目は、村松翔太騎手を鞍上に迎えて、2歳（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月9日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、2歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村松翔太騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラスリングプレスに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦の佐賀競馬移転開設50周年うまてなし賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村松翔太騎手（2戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったブレイブアモーレに詰め切れず、9馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中2週で迎えた5戦目は、2歳戦の天山酒造「天山」賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で村松翔太騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

11月26日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦の朔風賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村松翔太騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、2歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村松翔太騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったダバイホークスに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

3歳（2023年）

1月3日、中2週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた8戦目は、3歳戦の七福神賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で村松翔太騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

1月21日、中2週で迎えた9戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の沖縄まーさん杯（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、桜井光輔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のハリケーン特別（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。