ハリウッドナニー（2006年生、母ナニーズアピール）

ハリウッドナニー（2006年2月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「地名＋母母名」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時5歳）と交配したナニーズアピールが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）井高牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方8戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2009年の3歳C2二。

経歴

デビュー前

7歳のとき、井高牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。12歳のとき、高橋農場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

12月14日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

3歳（2009年）

3月1日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

4月11日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

5月17日、中4週で迎えた4戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

6月17日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳C2二（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のミスハナウメノサトに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月8日、中2週で迎えた6戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったプリンセスミホにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた7戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシナノロッキーにハナ差届かず2着に甘んじた。

8月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 曇/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛進したが、勝ったニホンピロボレーにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月20日、中1週で迎えた9戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で北野真弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はショワサージュと並んで2着同着となった。

9月9日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で北野真弘騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

10月21日、中5週で迎えた11戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で北野真弘騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘し、3着を確保した。

11月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で北野真弘騎手（7戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって12着に終わった。