メイショウミフユ（2008年生、母カパルアベイ）

メイショウミフユ（2008年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋小説『剣客商売』に登場する女性剣客」。毛色は鹿毛。種牡馬のアグネスデジタル（当時11歳）と交配したカパルアベイが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方7戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳以上C3一。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

3月26日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

10月1日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に終わった。

12月29日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から17kg戻して迎えた3戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に敗れた。

4歳（2012年）

2月8日、中5週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦聡志騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた5戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C3一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

5月2日、中9週で迎えた6戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は松浦聡志騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のテレジアに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月21日、中6週で迎えた7戦目は、中越豊光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって8着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上C3三（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中越豊光騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

8月22日、中4週で迎えた9戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C3一（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るテンシノコレクターを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

11月18日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では決め手に欠いて15着に終わった。