ハイエストサウンド（1996年生、母ダイナトレビアン）

ハイエストサウンド（1996年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のミュージックタイム（当時9歳）と交配したダイナトレビアンが13歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道標津群中標津町、生産者は中川ファーム。戦績は、中央平地20戦2勝2着1回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

サンデーサラブレッドクラブにて総額1,200万円（30万×40口）で一口馬主が募集された。

工藤嘉見厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1999年）

2月27日、デビュー戦は菊沢隆仁騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は470kg。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず14着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のマサムテキに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

3月27日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

4月18日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味抜群の末脚を発揮したが、5着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下の八重桜賞（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で菊沢隆仁騎手（4戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆仁騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

6月5日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆仁騎手（6戦1勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下（阪神芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で菊沢隆仁騎手（7戦1勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

7月24日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で菊沢隆仁騎手（8戦1勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた10戦目は、柿元嘉和騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の八女特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柿元嘉和騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

9月7日、中0週で迎えた12戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップアポロ賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

9月19日、中1週で迎えた13戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったダイイチタフマンにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（9戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた15戦目は、白菊特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（11戦1勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

11月14日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（12戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るサンエムタイガーをハナ差だけ差し切って2勝目を手中に収めた。

12月12日、中3週で迎えた18戦目は、竹之下智昭騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月18日、連闘で迎えた19戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆仁騎手（13戦2勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

4歳（2000年）

1月8日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆仁騎手（14戦2勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆仁騎手（15戦2勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、3着を確保した。

2月5日、中1週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆仁騎手（16戦2勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。