キャンユーキッス（2018年生、母セトノミッシー）

キャンユーキッス（2018年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「あなたはキスできますか」。毛色は鹿毛。種牡馬のディスクリートキャット（当時15歳）と交配したセトノミッシーが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は滝本健二。2023年の江戸川オープンで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、滝本健二から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、岡浩二によって388.8万円で落札された。

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

9月13日、デビュー戦は幸英明騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。馬体重は426kg。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

3歳（2021年）

1月31日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天資の負けん性を発揮してゴールまで力戦し、3着に入った。

2月27日、中3週で迎えた4戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るスパークリングアイを上がり1位タイの末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

7月3日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 小雨/稍重）に49kgの軽斤量で出走。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月29日、中5週で迎えた7戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて14着に敗れた。

4歳（2022年）

5月14日、約8か月半の休み明けで迎えた8戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず14着に終わった。

6月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、大久保友雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

8月19日、中9週で馬体重を前走から34kg戻して迎えた10戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、フォールン・エンジェル賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1二三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では長く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のカンパニョーラをクビ差振り切って久しぶりに美酒を浴びた。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、一般B3五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田凌騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

10月4日、中1週で迎えた13戦目は、御殿坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田凌騎手（3戦1勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

11月2日、中3週で迎えた14戦目は、日米フレンドシップ賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤田凌騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた15戦目は、しな水来場者数2,000万人突破賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で藤田凌騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天授の闘志でゴールまで頑張り、3着に入った。

12月6日、中2週で迎えた16戦目は、一般B3四（大井ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で藤田凌騎手（6戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るソノラメンテを異次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

12月31日、中3週で迎えた17戦目は、B2五B3二（大井ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で藤田凌騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

5歳（2023年）

1月24日、中2週で迎えた18戦目は、道玄坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で藤田凌騎手（8戦2勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のクラキャノンに3馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

2月21日、中3週で迎えた19戦目は、オープス中郷賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で藤田凌騎手（9戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた20戦目は、虎ノ門賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で藤田凌騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、抜け出したカズノイケヅキを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月21日、中2週で迎えた21戦目は、一般B2四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で藤田凌騎手（11戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、勝ったアイアンサイズにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5月25日、中4週で迎えた22戦目は、薫風賞（大井ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で藤田凌騎手（12戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り続けて先頭を奪い、最後は2着のアイアンサイズに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月29日、中4週で迎えた23戦目は、菅原涼太騎手を鞍上に迎えて、江戸川オープン（大井ダート1000m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが鈍く3着に敗れた。

7月25日、中3週で迎えた24戦目は、文月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原涼太騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に敗れた。

8月16日、中2週で迎えた25戦目は、シューティングスター賞（大井ダート1000m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田凌騎手（13戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったロードアブソルートにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月22日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた26戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、サンケイスポーツ賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

6歳（2024年）

2月11日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた27戦目は、フェブラリー賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田凌騎手（14戦4勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた28戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

3月21日、中2週で迎えた29戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

4月8日、中2週で迎えた30戦目は、プリマヴェーラ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。