ベストディシジョン（2021年生、母ファイナルディシジョン）

ベストディシジョン（2021年4月15日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「最高の決断」。毛色は栗毛。種牡馬のダイワメジャー（当時20歳）と交配したファイナルディシジョンが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2025年の4歳以上C2一。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2023年）

10月15日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー東京（東京芝1600m 雨/重）に出走。馬体重は494kg。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月28日、中1週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳戦の2歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

3歳（2024年）

1月8日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、R.R.キングスコート騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、勝ったプレジールにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

3月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

5月26日、中8週で迎えた5戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月7日、中9週で迎えた6戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のオーガストフラワー賞（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

12月15日、約4か月半の休養明けで迎えた7戦目は、高杉吏麒騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で大外15番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場を作れず14着に終わった。

4歳（2025年）

2月9日、中7週で迎えた8戦目は、石神深一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月5日、中2週で迎えた9戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（姫路ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったビアンケットに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

3月26日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のベラジオコウヘイに6馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4月17日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着を確保した。

7月2日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

7月27日、中3週で迎えた15戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず7着に敗れた。

9月7日、中5週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた17戦目は、近藤翔月騎手を鞍上に迎えて、一般C3-4（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のビッキーファーストに2馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月4日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で近藤翔月騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた19戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、新高梨特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のオタマジャクシに1馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月1日、中1週で迎えた20戦目は、芸術の秋特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた21戦目は、小雪特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のムーンブルーをハナ差振り切って4勝目を収める