ヤマニンマルキーザ（2011年生、母ヤマニンメルベイユ）

ヤマニンマルキーザ（2011年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋侯爵位（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のアドマイヤムーン（当時8歳）と交配したヤマニンメルベイユが10歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地24戦3勝2着7回。主な勝ち鞍は2015年の周防灘特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

栗田徹厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

12月21日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3歳（2014年）

1月19日、中3週で迎えた2戦目は、M.ギュイヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

4月19日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に敗れた。

5月17日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したニナフェアリーにクビ差届かず2着となった。

6月8日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサクラヴィオーラに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

8月3日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で蛯名正義騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月5日、中8週で迎えた9戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 小雨/良）に出走。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、伸びてきたモンマックス決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

10月25日、中2週で迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の会津特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたオリエンタルサン決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の五色沼特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤工真騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたチェリーペトルズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

12月6日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（5戦1勝）。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたクラウンアイリス決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

12月20日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた13戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚色が衰えて9着に敗れた。

4歳（2015年）

2月7日、中6週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では、そのまま渾身の力で粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のユキノラムセスに1馬身1/4の差をつけて2勝目を獲得した。

3月1日、中2週で迎えた15戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のコウエイタケルをクビ差振り切って勝利を手中に収めた。

10月31日、約8か月の休み明けで迎えた16戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦2勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり14着に敗れた。

12月27日、中7週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

5歳（2016年）

2月13日、中6週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（3戦2勝）。17頭立ての3番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。

2月28日、中1週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤工真騎手（2戦0勝）。18頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、6着に終わった。

4月9日、中5週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吾妻小富士賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸田恭介騎手（4戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハッピーノリチャンを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。

11月5日、約7か月の休養明けで迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、抜け出したキングハートにアタマ差届かず2着となった。

12月17日、中5週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の中京日経賞（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（6戦2勝）。18頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

7歳（2018年）

2月18日、約14か月半の休み明けで迎えた23戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の紫川特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

2月25日、連闘で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の周防灘特別（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で原田和真騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。