シゲルハートダイヤ（2016年生、母シゲルアサヒダケ）

シゲルハートダイヤ（2016年4月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ハートカットダイヤより」。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時20歳）と交配したシゲルアサヒダケが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は前田牧場。主な勝ち鞍は2020年の春雷賞(一般C2)。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

4月7日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は444kg。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では速い脚を使えず15着に終わった。

7月7日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から13kg増やして迎えた2戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

7月20日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた3戦目は、3歳戦のドリームシリーズ（佐賀ダート900m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のサンライズエールに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

8月4日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジェメナイに1馬身半の差をつけて2勝目をマークした。

8月12日、連闘で迎えた5戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に末脚を伸ばして、最後は2着のシーアイリスに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。

8月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のスターマイン特選（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（4戦3勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のタイガーティナに1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2020年）

1月1日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、一般C3七八九（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、超スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、ランニングクラウドにアタマ差交わされて2着に惜敗した。

1月29日、中3週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた8戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山崎誠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

3月5日、中4週で迎えた9戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山崎誠士騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

4月15日、中5週で迎えた10戦目は、水野翔騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はマサノファントムと並んで1着同着となった。

5月14日、中3週で迎えた11戦目は、春雷賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野翔騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアルポアドールをハナ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

6月8日、中3週で迎えた12戦目は、風神賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で水野翔騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた13戦目は、浦和競馬で今なら当たる!SPAT4賞（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は山崎誠士騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

7月16日、中1週で迎えた14戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り6着に終わった。

8月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2一二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。逃げを打ち、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、3着を確保した。

9月2日、中3週で迎えた16戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五六（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮闘したが、アスヘノキボウに交わされて1馬身差の2着となった。

2020年9月15日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。