グレートドラゴン（1985年生、母フロリポピー）

グレートドラゴン（1985年4月15日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時11歳）と交配したフロリポピーが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は及川幸夫。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回、地方15戦1勝。主な勝ち鞍は1988年の4歳以上400万下。

経歴

デビュー前

高橋成忠厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1987年）

12月13日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

12月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

3歳（1988年）

1月16日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤクノフブキに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月30日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた4戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（札幌ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったセントアモーレに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

8月20日、中2週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた5戦目は、4歳以上400万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永幹夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた6戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（函館ダート1700m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

10月22日、中5週で迎えた7戦目は、丸山雅夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（京都ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のイチライチカラに2馬身半の差をつけて2勝目を獲得した。

11月27日、中4週で迎えた8戦目は、4歳以上900万下の桃山特別（京都ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山雅夫騎手（1戦1勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

12月18日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸山雅夫騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。最後はタレてしまい11着に敗れた。

4歳（1989年）

7月15日、約7か月の休養明けで迎えた10戦目は、4歳以上400万下の豊前特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松永昌博騎手（3戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

8月19日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた11戦目は、佐伯清久騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐伯清久騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

10月1日、中2週で迎えた13戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の川西特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

5歳（1990年）

6月4日、約8か月の休養明けで迎えた14戦目は、川野勇馬騎手を鞍上に迎えて、一般C2-2（高知ダート1400m 小雨/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

6月30日、中3週で迎えた15戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般C2-3（高知ダート1400m 小雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月6日、中4週で迎えた16戦目は、一般C1-3（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月8日、中4週で迎えた17戦目は、田中譲二騎手を鞍上に迎えて、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた18戦目は、今村賢治騎手を鞍上に迎えて、葛の葉特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-1（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村賢治騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2-2（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で今村賢治騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（1991年）

1月20日、中8週で迎えた21戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で今村賢治騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月27日、中4週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた22戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で今村賢治騎手（4戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。5着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた23戦目は、安井良人騎手を鞍上に迎えて、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月24日、連闘で迎えた24戦目は、一般C5-5（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は今村賢治騎手（5戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のキタカミフブキに2馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

4月22日、中3週で迎えた25戦目は、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村賢治騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月1日、中5週で迎えた26戦目は、一般C5-3（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は川野勇馬騎手（1戦0勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月25日、中2週で迎えた27戦目は、一般C5-4（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で川野勇馬騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

8月12日、中6週で迎えた28戦目は、田中守騎手を鞍上に迎えて、一般C5-2（高知ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。9着に終わった。