シルクアワード（2001年生、母イクスプロアー）

シルクアワード（2001年2月26日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋賞、賞品」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスピニングワールド（当時8歳）と交配したイクスプロアーが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）石田牧場。戦績は、中央平地19戦0勝2着1回、地方3戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C1-2。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,400万円（2.8万×500口）で一口馬主が募集された。

昆貢厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

8月31日、デビュー戦は本田優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず4着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に敗れた。

3歳（2004年）

3月6日、約5か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた4戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

5月1日、中4週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安田康彦騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安田康彦騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず11着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は本田優騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったバンブーフィーゴに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

6月26日、中3週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

9月11日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（5戦0勝）。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

4歳（2005年）

2月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（園田ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のゲイリーライズに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月16日、中3週で迎えた11戦目は、4歳以上C9-1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で竹村達也騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

3月29日、中1週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8-3（姫路ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

6月11日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

7月24日、中5週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

8月13日、中2週で迎えた15戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入った。

9月3日、中2週で迎えた16戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

12月4日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上500万下の尾頭橋特別（中京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず13着に終わった。

5歳（2006年）

5月6日、約5か月の休養明けで迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。15頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

7月15日、中9週で迎えた19戦目は、南田雅昭騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り雨/重）に出走。18頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい17着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

9月17日、中4週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

12月10日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、小島太一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では末脚が冴えず15着に終わった。