デンコウセッカチ（2007年生、母ラヴリーハントレス）

デンコウセッカチ（2007年3月8日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋急ぎ過ぎ」。毛色は栗毛。種牡馬のデュランダル（当時8歳）と交配したラヴリーハントレスが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）下屋敷牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回。

経歴

デビュー前

1歳のとき、下屋敷牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって367.5万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、田中康弘によって871.5万円で落札された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

6月20日、デビュー戦は川島信二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は424kg。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったラブキーセキに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

7月18日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島信二騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したビバサムシングに半馬身届かず2着となった。

8月2日、中1週で迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 小雨/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月29日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入った。

12月12日、中1週で迎えた6戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。18頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた7戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、6着を確保した。

3歳（2010年）

1月16日、中2週で迎えた8戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

4月19日、約3か月の休み明けで迎えた9戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

5月2日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小牧太騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮し、3着に入った。

5月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（2戦0勝）。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。

6月5日、中2週で迎えた12戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

6月26日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、抜け出したシルクウェッジに3/4馬身届かず2着に敗北した。

7月11日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、3歳未勝利（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

8月28日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた15戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に入り込んだ。

9月18日、中2週で迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は勢いを失って11着に終わった。