ブレイブソルジャー（1985年生、母タニノルザック）

ブレイブソルジャー（1985年4月11日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のブレイヴエストローマン（当時13歳）と交配したタニノルザックが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）成隆牧場。戦績は、中央平地9戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1988年の4歳400万下。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1988年）

3月6日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったモーンテインに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月13日、連闘で迎えた2戦目は、4歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では異次元の末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のメイプルシルキーに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月9日、中3週で迎えた3戦目は、4歳400万下の山吹賞（東京芝2200m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5月22日、中2週で迎えた5戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（4戦1勝）。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、伸びてきたチョウカイザン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月11日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中舘英二騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のロングランシチーを3/4馬身振り切って2勝目を収める

7月23日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の日光特別（福島芝1800m 小雨/重）に51kgの軽斤量で出走。11頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた8戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下のオーガストステークス（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は中舘英二騎手（6戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったツクバセイフウに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

9月10日、中4週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の麒麟山特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（7戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。競走中止となった。