センタービアー（2001年生、母クイーンズバンダム）

センタービアー（2001年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋迫力（ギリシャ語）」。毛色は鹿毛。種牡馬のウォーニング（当時16歳）と交配したクイーンズバンダムが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回、地方5戦0勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、バンダム牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、中野優によって1,575万円で落札された。

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

1月11日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は484kg。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた2戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、スローペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

3月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、勝ったボードスウィーパーに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

3月27日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で幸英明騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のツルマルワールドを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

4歳（2005年）

5月1日、約12か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、K.デザーモ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月15日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

6月25日、中5週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下の城崎特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた10戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露し、3着に入った。

7月31日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

8月7日、連闘で迎えた12戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

5歳（2006年）

1月3日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた16戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、4歳以上A2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、紀州鶏特別（園田ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた18戦目は、稲美町万葉特別（姫路ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

3月29日、中4週で迎えた19戦目は、マイスター工房八千代特別（園田ダート1870m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。