イッセイボーイ（1988年生、母シラオキホマレ）

イッセイボーイ（1988年4月9日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時15歳）と交配したシラオキホマレが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）本巣牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着4回、地方19戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上B3-3。

経歴

デビュー前

宮沢今朝太郎厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

3月23日、デビュー戦は堀井雅広騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓出した伸び脚で急追したが、勝ったヤマノワイドを3/4馬身捉え切れず2着となった。

4月13日、中2週で迎えた2戦目は、4歳未出走（中山芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で堀井雅広騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅調な伸びを見せたが、トウショウディアスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（東京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で堀井雅広騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で堀井雅広騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6月15日、中2週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で堀井雅広騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

8月3日、中6週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1700m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は6戦連続で堀井雅広騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に敗れた。

9月14日、中5週で迎えた7戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったグレンバルカローレに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月29日、中1週で迎えた8戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

10月26日、中3週で迎えた9戦目は、土谷智紀騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

11月16日、中2週で迎えた10戦目は、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったクリスタルナイトにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月30日、中1週で迎えた11戦目は、宮田仁騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

12月15日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮田仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

4歳（1992年）

7月20日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた13戦目は、渡辺壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-4（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1-4（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、勝ったオーダーメイドからクビ差の2着に甘んじた。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のグローリタイカンに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月15日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、山元久巳騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月29日、中1週で迎えた17戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山元久巳騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C1-2（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B3-3（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のシービーウイナーをアタマ差制して制した。

11月10日、中1週で迎えた20戦目は、銀杏賞（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺壮騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺壮騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（1993年）

6月20日、約7か月の休み明けで迎えた22戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C1-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本益男騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C1-2（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本益男騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上C1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（7戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードオンリーをクビ差制して3勝目をマークした。

8月16日、中1週で迎えた26戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺壮騎手（8戦3勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた27戦目は、アルデバラン特別（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山本益男騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上B3-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本益男騎手（4戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。8着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた29戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺壮騎手（9戦3勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月26日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、一般C1-3（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は山本益男騎手（5戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた31戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本益男騎手（6戦0勝）。8頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。