スピログラフ（2008年生、母ローカス）

スピログラフ（2008年2月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「定円の内側を転がる円の内点の軌跡」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時19歳）と交配したローカスが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地13戦0勝、地方3戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の一般C10。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,000万円（5万×400口）で一口馬主が募集された。

大久保龍志厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2011年）

4月2日、デビュー戦は荻野琢真騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。18頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

8月27日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月18日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月3日、中6週で迎えた4戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、馬瀬弘樹様定年お疲れ様でした（名古屋ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタノアツヒメを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月10日、連闘で迎えた5戦目は、一般C13 16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宇都英樹騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず4着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブルームアゲインに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

4歳（2012年）

2月12日、中9週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

4月1日、中6週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月28日、中3週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（3戦0勝）。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず11着に終わった。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、3歳以上500万下（中京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

10月28日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、3歳以上500万下の平ヶ岳特別（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は荻野琢真騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後は垂れてしまい16着に終わった。

5歳（2013年）

2月16日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず11着に終わった。

4月13日、中7週で迎えた13戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の医王寺特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に終わった。

6月22日、中9週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では今一つ伸び切れず14着に終わった。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず13着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。