キタサンサイレンス（1992年生、母エイシングレシャス）

キタサンサイレンス（1992年2月27日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時6歳）と交配したエイシングレシャスが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着1回。1994年の札幌3歳ステークス(G3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

野元昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

6月18日、デビュー戦は南井克巳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のミスダンジグに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。

7月16日、中3週で迎えた2戦目は、3歳オープン（札幌芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（1戦1勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた3戦目は、2歳G3の札幌3歳ステークス（札幌芝1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で南井克巳騎手（2戦1勝）。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったプライムステージに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

10月1日、中8週で迎えた4戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で南井克巳騎手（3戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた5戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で南井克巳騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた6戦目は、2歳オープンの萩ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で南井克巳騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が鈍り5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた7戦目は、2歳オープンのシクラメンステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で南井克巳騎手（6戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

3歳（1995年）

3月19日、約3か月半の休養明けで迎えた8戦目は、西浦勝一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（京都芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で西浦勝一騎手（1戦0勝）。18頭立ての18番人気で16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5月21日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で西浦勝一騎手（2戦0勝）。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が衰えて17着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菩提樹ステークス（中京芝1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり10着に敗れた。

4歳（1996年）

3月24日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、道頓堀ステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後はガス欠状態になり15着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた13戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい7着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた14戦目は、G3のシルクロードステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。