ナナヨーエール（2002年生、母ナナヨーウイング）

ナナヨーエール（2002年3月25日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋翼（仏）」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時10歳）と交配したナナヨーウイングが9歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方22戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般C16。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 小雨/良）に出走。馬体重は448kg。18頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず12着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦0勝）。17頭立ての16番人気で16番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚勢が衰えて17着に終わった。

3歳（2005年）

4月11日、約5か月の休養明けで迎えた3戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のパンジー賞（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

4月30日、中2週で迎えた4戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5月15日、中1週で迎えた5戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての13番人気で大外15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい12着に終わった。

5月29日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

6月4日、連闘で迎えた7戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず12着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた8戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、平尾祐司生誕30年記念（名古屋ダート1300m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のフジマサワールドに4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C15（名古屋ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエイトチャーミンを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

9月28日、中4週で迎えた12戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた13戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、一般C12（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマスクリンを捕まえ切れず、2馬身差の2着となった。

12月6日、中4週で迎えた14戦目は、一般C13（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（5戦1勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

12月31日、中3週で迎えた15戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず7着に敗れた。

4歳（2006年）

1月16日、中1週で迎えた16戦目は、彩笑・中日劇場初舞台おめでとう（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

1月31日、中1週で迎えた17戦目は、一般C21（名古屋ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（8戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず4着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた18戦目は、一般C21（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（9戦1勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

3月28日、中5週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた19戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（10戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず10着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般C19（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず10着に敗れた。

5月2日、中2週で迎えた21戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（12戦1勝）。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく6着に終わった。

7月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた22戦目は、一般C19（名古屋ダート800m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（13戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月8日、中1週で迎えた23戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（14戦1勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた24戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（15戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンドボルテックスを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月4日、中1週で迎えた25戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（16戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のナリカアミーゴに5馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

9月27日、中2週で迎えた26戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で丸野勝虎騎手（17戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず9着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた27戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で丸野勝虎騎手（18戦2勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

11月15日、中4週で迎えた28戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で丸野勝虎騎手（19戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。