ナッキーブライト（1991年生、母サクエルシド）

ナッキーブライト（1991年2月25日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のサウンドボーイ（当時10歳）と交配したサクエルシドが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は青森県、生産者は谷川博勝。戦績は、中央平地17戦1勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は1993年のアラ系3歳未勝利。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1993年）

6月19日、デビュー戦は日吉正和騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は400kg。16頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では出色の末脚を披露し、4着に入り込んだ。

7月3日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、アラ系3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（2戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた4戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳未勝利（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

9月6日、中2週で迎えた5戦目は、アラ系3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。5頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったゴールドノブに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月25日、中2週で迎えた6戦目は、アラ系3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は日吉正和騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

10月10日、中1週で迎えた7戦目は、アラ系3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は清水英次騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

10月23日、中1週で迎えた8戦目は、アラ系3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は日吉正和騎手（4戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナンプウゼットを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月31日、連闘で迎えた9戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で日吉正和騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた10戦目は、アラ系3歳オープン（京都ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で日吉正和騎手（6戦1勝）。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、抜け出したコトブキサクセスに半馬身届かず2着となった。

11月27日、連闘で迎えた11戦目は、アラ系3歳400万下のアラブ3歳特別（中京ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で日吉正和騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

3歳（1994年）

2月19日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

3月6日、中1週で迎えた13戦目は、アラ系4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

3月19日、中1週で迎えた14戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンのアラブスプリントステークス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、藤井正輝騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい3着に終わった。

4月24日、中1週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた16戦目は、アラ系4歳以上400万下（新潟芝1400m 外回り小雨/稍重）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月7日、中1週で迎えた17戦目は、大崎昭一騎手を鞍上に迎えて、アラ系4歳以上400万下のアラブ特別（新潟ダート1700m 晴/良）に牝馬ながら53kgの斤量を背負って出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

7月4日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、盛夏特別（三条ダート1700m 曇/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた19戦目は、山田真裕美騎手を鞍上に迎えて、見附特別（三条ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。