ミコブラック（2018年生、母ペニーブラック）

ミコブラック（2018年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+黒」。毛色は青鹿毛。種牡馬のパイロ（当時13歳）と交配したペニーブラックが11歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。2020年のエーデルワイス賞(牝Jpn3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道セプテンバーセールサラブレッド1歳」に上場され、古賀慎一によって626.4万円で落札された。

浅見秀一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月8日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1800m 雨/重）に出走。馬体重は468kg。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月5日、中3週で迎えた2戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のコパノジャンピングに3馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

10月15日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったソロユニットに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

2020年12月23日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

11月28日、中5週で迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのカトレアステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

3歳（2021年）

3月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた6戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの昇竜ステークス（中京ダート1400m 曇/不良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

3月27日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた7戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの伏竜ステークス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では全く伸びず14着に終わった。

5月2日、中4週で迎えた8戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの端午ステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず15着に終わった。

7月11日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスのシンガポールターフクラブ賞（小倉ダート1000m 晴/不良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦1勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

9月11日、中8週で迎えた10戦目は、田中健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず13着に終わった。

9月25日、中1週で迎えた11戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず15着に終わった。

11月14日、中6週で迎えた12戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（1戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

4歳（2022年）

1月16日、中6週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。7着に終わった。

2月6日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で難波剛健騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。4着に終わった。

2月26日、中2週で迎えた16戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で難波剛健騎手（4戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。10着に敗れた。

2022年3月25日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。