フレッシュブラッド（2003年生、母ワールドブラッド）

フレッシュブラッド（2003年1月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「新鮮な＋母名の一部。新進気鋭」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時13歳）と交配したワールドブラッドが11歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）千代田牧場。戦績は、中央平地17戦1勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2005年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

7月24日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。馬体重は454kg。18頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

8月13日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったニシノフジムスメに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

9月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

10月9日、中4週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。17頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、伸びてきたマジカルスター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、ドリームパラソルに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

11月19日、中2週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘したが、6着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、極端なハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のブルーポラリスを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2006年）

4月16日、約4か月の休み明けで迎えた8戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、5着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 曇/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に敗れた。

8月26日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

9月10日、中1週で迎えた11戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の利尻特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい5着に敗れた。

10月15日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

11月4日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

4歳（2007年）

3月11日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。

3月31日、中2週で迎えた15戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり7着に終わった。

4月15日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では伸びが劣勢になり13着に終わった。

11月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた17戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

12月16日、中5週で迎えた18戦目は、五十嵐雄祐騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。11着に終わった。

5歳（2008年）

2月9日、中7週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた19戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート2400m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、落ち着いたペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚に勢いがなく16着に終わった。