ラインゼウス（2014年生、母スイートアスペン）

ラインゼウス（2014年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋ギリシャ神話に登場する神」。毛色は栗毛。種牡馬のナカヤマフェスタ（当時8歳）と交配したスイートアスペンが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はシンボリ牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方15戦7勝。主な勝ち鞍は2017年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、シンボリ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、大澤繁昌によって507.6万円で落札された。

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2017年）

5月13日、デビュー戦は田村太雅騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月5日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で田村太雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

9月8日、中4週で迎えた3戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のホッコーペネロープに9馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月21日、中1週で迎えた4戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーブルージュに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、前で粘るラヴィを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツ人気に応えた。

10月25日、中2週で迎えた6戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（3戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

10月31日、連闘で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（4戦3勝）。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では長く末脚を持続させて、最後は2着のアスターリュートをクビ差振り切って勝利を手に入れた。

11月17日、中1週で迎えた8戦目は、加藤聡一騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた9戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のマイネルケントニスをクビ差振り切って5勝目を奪取した。

12月22日、中2週で迎えた10戦目は、東谷山特別（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は加藤聡一騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

4歳（2018年）

1月4日、中1週で迎えた11戦目は、七福神特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤聡一騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず6着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般C8（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（6戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のメテオーラビアンカに約11馬身の大差をつけてファンの期待に応えた。

1月29日、中1週で迎えた13戦目は、豆まき特別（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で村上弘樹騎手（7戦6勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

2月16日、中2週で迎えた14戦目は、蹄鉄賞（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で村上弘樹騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般B9（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で村上弘樹騎手（9戦6勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアネッロドーロに5馬身の差をつけて制した。

3月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般B6（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上弘樹騎手（10戦7勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

6月14日、約3か月の休み明けで迎えた17戦目は、大畑雅章騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。