エントラーテ（2018年生、母タケカワルキューレ）

エントラーテ（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「収入(伊)」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジアエクスプレス（当時7歳）と交配したタケカワルキューレが17歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は小泉牧場。主な勝ち鞍は2022年の東京メトロポリタンウィーク賞(一般C3五)。

経歴

デビュー前

鈴木孝志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月30日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は432kg。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月19日、中2週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って14着に敗れた。

3歳（2021年）

1月17日、約4か月の休養明けで迎えた3戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では見所を作れず17着に敗れた。

4月24日、約3か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

6月20日、中7週で迎えた5戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

8月8日、中6週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

12月30日、約5か月の休み明けで迎えた7戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の117.6万円以下（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

4歳（2022年）

9月18日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C3五六（大井ダート1200m 雨/不良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の心肺能力で最後まで敢闘したが、勝ったセンジュエースにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月3日、中1週で迎えた9戦目は、東京メトロポリタンウィーク賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のランナウェイに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5歳（2023年）

2月20日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、一般C3九十（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

3月7日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3八九（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3月27日、中2週で迎えた12戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

7月10日、約3か月半の休み明けで迎えた13戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3七八（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させてあっさりと抜け出し、最後は2着のカントに3馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

8月14日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3四五（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り9着に敗れた。

10月31日、約2か月半の間隔を開けて迎えた16戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい8着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた17戦目は、中島良美騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。

6歳（2024年）

1月11日、中7週で迎えた18戦目は、室陽一朗騎手を鞍上に迎えて、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天賦の闘争心でゴールまで勇戦し、3着に入った。

2月21日、中5週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた19戦目は、浦和800ラウンド（浦和ダート800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で室陽一朗騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。