テオフィルス（2000年生、母リボーズシークレット）

テオフィルス（2000年2月24日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「アマデウス・モーツァルトの洗礼名より」。毛色は栗毛。種牡馬のサンデーサイレンス（当時14歳）と交配したリボーズシークレットが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道勇払郡早来町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地14戦2勝、地方22戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の八重桜賞(500万下)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、池谷誠一によって6,300万円で落札された。

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

8月18日、デビュー戦は松永幹夫騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。17頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に敗れた。

10月5日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の力で持ち堪えて、最後は2着のスズノギクに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

10月20日、中1週で迎えた4戦目は、田中剛騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のプラタナス賞（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

3歳（2003年）

3月9日、約4か月半の休養明けで迎えた5戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

3月23日、中1週で迎えた6戦目は、3歳500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが続かず、5着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の山吹賞（中山芝2200m 外回り小雨/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に緩いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず6着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下の八重桜賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて先頭に立ち、最後は2着のグランリーオをハナ差振り切って2勝目を獲得した。

11月2日、約6か月の休み明けで迎えた9戦目は、3歳以上1000万下の錦秋特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（3戦2勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

4歳（2004年）

3月14日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上1000万下のメイズイメモリアル（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（4戦2勝）。14頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のオンスロートメモリアル（中山芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（5戦2勝）。15頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月17日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のいわき特別（福島芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（6戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に敗れた。

11月20日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた13戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。18頭立ての6番人気で17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

12月18日、中3週で迎えた14戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

5歳（2005年）

3月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、陽春賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったラヴァリーラスターにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月23日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦のレグルス賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず6着に敗れた。

4月2日、中0週で迎えた17戦目は、北斗七星賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月9日、中4週で迎えた18戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、コルヒドレ賞（大井ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた19戦目は、新緑賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は内田博幸騎手（3戦0勝）。13頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。

6月26日、中3週で迎えた20戦目は、万緑賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る形となり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた21戦目は、ロマンティックナイト賞（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月31日、中2週で迎えた22戦目は、ジュライ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（6戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた23戦目は、ドラマティックナイト賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

9月11日、中1週で迎えた24戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、レミニス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

10月2日、中2週で迎えた25戦目は、神無月賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた26戦目は、ハロウィン賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したタカエイチフジに3/4馬身届かず2着となった。

11月15日、中1週で迎えた27戦目は、紅葉賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で桑島孝春騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

12月6日、中2週で迎えた28戦目は、ターコイズ賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で桑島孝春騎手（4戦0勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線に入ると、前で粘るワールドエミネンスを凄まじい末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

12月29日、中2週で迎えた29戦目は、イヤーエンド賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で桑島孝春騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

6歳（2006年）

1月20日、中2週で迎えた30戦目は、白富士賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で桑島孝春騎手（6戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

2月1日、中1週で迎えた31戦目は、アメジスト賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で桑島孝春騎手（7戦1勝）。14頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

5月8日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、鈴木啓之騎手を鞍上に迎えて、シューティングスター賞（大井ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた33戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木啓之騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

5月29日、連闘で迎えた34戦目は、一般B2三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木啓之騎手（2戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

6月27日、中3週で迎えた35戦目は、的場直之騎手を鞍上に迎えて、日刊スポーツ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

7月7日、中0週で迎えた36戦目は、天の川特別（川崎ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場直之騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。