ピサノロマン（2001年生、母ファーストセーラ）

ピサノロマン（2001年5月16日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ロマン」。毛色は鹿毛。種牡馬のコマンダーインチーフ（当時11歳）と交配したファーストセーラが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）クドウファーム。戦績は、中央平地16戦1勝。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2004年）

4月4日、デビュー戦は大西直宏騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では全く伸びず14着に終わった。

4月18日、中1週で迎えた2戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

5月16日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り小雨/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月10日、中7週で迎えた5戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月1日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 雨/不良）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

8月21日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のナムラホワイトを3/4馬身振り切って初白星を挙げた。

4歳（2005年）

1月22日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦1勝）。18頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。逃げる形となり、緩やかなペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

2月12日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に敗れた。

3月20日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走し、4着を確保した。

4月16日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、3着に入った。

5月7日、中2週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（3戦1勝）。17頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は川田将雅騎手（5戦0勝）。18頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では伸びあぐねて13着に終わった。

9月4日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（6戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず7着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた15戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

10月23日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた16戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。