サンライズフレイム（2020年生、母マストバイアイテム）

サンライズフレイム（2020年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+炎、火炎」。毛色は栗毛。種牡馬のドレフォン（当時7歳）と交配したマストバイアイテムが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は下河辺牧場。2024年の根岸ステークス(G3)で3着に入った他、2024年のポラリスステークス(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

石坂公一厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

2月5日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は518kg。16頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るヴァナルガンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

4月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月10日、中6週で迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では鬼脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコパノパサディナに2馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

7月8日、中3週で迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスのインディアトロフィー（中京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミセスバローズに1馬身の差をつけてファンの高評価に応えた。

9月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスの大阪スポーツ杯（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスプラウティングをクビ差振り切って4勝目をゲットした。

10月21日、中3週で迎えた6戦目は、オータムリーフステークス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のカセノダンサーに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2024年）

1月28日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦4勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではキレのある末脚を発揮したが、3着に終わった。

3月30日、中8週で迎えた8戦目は、ポラリスステークス（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で藤岡康太騎手（5戦4勝）。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るロードエクレールを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。