エイシンジョルト（2021年生、母エイシンモルト）

エイシンジョルト（2021年4月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+衝撃」。毛色は鹿毛。種牡馬のマジェスティックウォリアー（当時16歳）と交配したエイシンモルトが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は水丸牧場。2025年の東海クラウンに勝利した他、2025年の撫子争覇(牝)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

角川秀樹厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2023年）

5月31日、デビュー戦は阿部龍騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、ココナツキュートに交わされて1馬身半差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のティーズエナジーに1馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

7月13日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で阿部龍騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

8月20日、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で阿部龍騎手（3戦1勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に終わった。

10月19日、中8週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた5戦目は、2歳オープンのアンバー特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で阿部龍騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

3歳（2024年）

4月18日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に終わった。

5月10日、中2週で迎えた7戦目は、長尾翼玖騎手を鞍上に迎えて、3歳A B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエイシンコソンテを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

5月31日、中2週で迎えた8戦目は、3歳A（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、メロディメーカーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、3歳A（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は長尾翼玖騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上B2一（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で長尾翼玖騎手（2戦1勝）。8頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のリュウノブレイクに3馬身の差をつけて制した。

8月8日、中3週で迎えた11戦目は、葉月特別（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で長尾翼玖騎手（3戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に敗れた。

9月6日、中3週で迎えた12戦目は、パーティーパーティーひらかわ来場記念!（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長尾翼玖騎手（4戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月12日、約3か月の休養明けで迎えた13戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、ポインセチア賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のイセベイをクビ差振り切って4勝目を手にした。

4歳（2025年）

1月3日、中2週で迎えた14戦目は、羽子板賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永井孝典騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

1月21日、中2週で迎えた15戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で永井孝典騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月18日、中3週で迎えた16戦目は、播磨町3×3でちょうどいい（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で永井孝典騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はタレてしまい8着に終わった。

3月20日、中3週で迎えた17戦目は、がんばれ!近畿の酪農応援賞（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で永井孝典騎手（4戦1勝）。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月22日、中8週で迎えた18戦目は、長谷部駿弥騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい6着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた19戦目は、いい味だしてる。淡路ビーフ（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長谷部駿弥騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

7月9日、中3週で迎えた20戦目は、京都畜産特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で長谷部駿弥騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月13日、中4週で迎えた21戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、仕掛け花火特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のクロッチに4馬身の差をつけて制した。

8月28日、中1週で迎えた22戦目は、牝馬限定オープンの撫子争覇（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で塚本征吾騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るチュウワスプリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて制した。

10月10日、中5週で迎えた23戦目は、五平餅特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で塚本征吾騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のパンセに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月24日、中1週で迎えた24戦目は、東海クラウン（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で塚本征吾騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヴェッツラーに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月27日、中4週で迎えた25戦目は、望月洵輝騎手を鞍上に迎えて、笠松グランプリ（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい9着に終わった。