ブイルマン（1986年生、母シルバーレディ）

経歴

デビュー前

坪憲章厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1989年）

4月30日、デビュー戦は楠孝志騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（京都芝1400m 曇/良）に出走。馬体重は504kg。17頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた2戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（京都芝1600m 外回り晴/重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

6月11日、中3週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

6月25日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤマニンテキストに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

7月8日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（中京ダート1700m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンプレジデントに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月29日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳以上400万下の日向特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のハイタイガーに3馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

9月2日、中4週で迎えた7戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の桜島特別（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい7着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（1戦1勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた9戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦し、5着を確保した。

11月4日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の北大路特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は南井克巳騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたナカノシルバー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

11月19日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の東山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南井克巳騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のナムラボレロに2馬身半の差をつけて制した。

12月16日、中3週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1400万下の逆瀬川ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。