エイシンオードリー（2003年生、母エイシンディクタス）

エイシンオードリー（2003年4月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋女優名（オードリーヘップバーン）より」。毛色は栗毛。種牡馬のエイシンワシントン（当時12歳）と交配したエイシンディクタスが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方18戦6勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年の4歳以上C1。

経歴

デビュー前

湯浅三郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

8月28日、デビュー戦は吉田稔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は442kg。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた2戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1000m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が残っておらず5着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた3戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた4戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月10日、中9週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた6戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に終わった。

3歳（2006年）

7月1日、約6か月半の休養明けで迎えた7戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝1600m 小雨/稍重）に出走。18頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

7月23日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

8月5日、中1週で迎えた9戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で大外18番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた10戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバンダムマッスルを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月14日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリュウアポロンに3馬身の差をつけて制した。

10月16日、中4週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の岐南町徳田ねぎ賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンダムマッスルに6馬身の差をつけて制した。

11月7日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の一般C20（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウヨウターニングを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

11月23日、中1週で迎えた14戦目は、アクア・トトぎふ杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月13日、中6週で迎えた15戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミウラフェニックスに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

2月5日、中2週で迎えた16戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したノボバンクを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月3日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリバーヘブンに4馬身の差をつけて制した。

3月24日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は権藤学騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のレイトレーサーに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、川野幸治騎手を鞍上に迎えて、ダイヤモンド特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビッグアラジンにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

5月27日、中4週で馬体重を前走から26kg減らして迎えた20戦目は、3歳以上B2-6（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

12月2日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた21戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は川野幸治騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は権藤学騎手（2戦1勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

5歳（2008年）

1月6日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で権藤学騎手（3戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で権藤学騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で権藤学騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月2日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で権藤学騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で権藤学騎手（7戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。