ナリサ（2020年生、母タリサ）

ナリサ（2020年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ナリサ浜。波照間島の西側にあるビーチの名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したタリサが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2023年のテレトラックフェスタin山本賞(一般B2二)。

経歴

デビュー前

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月27日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた2戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の負けじ心を発揮してゴールまで力戦したが、4着に終わった。

3歳（2023年）

1月5日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でD.イーガン騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったエリスグリに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

3月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天授の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、4着に入った。

4月15日、中2週で迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた6戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

8月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は角田大和騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた8戦目は、岩本怜騎手を鞍上に迎えて、3歳C1一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のティックルハートを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月1日、中1週で迎えた9戦目は、テレトラックフェスタin山本賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で岩本怜騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウショウエポックを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

10月15日、中1週で迎えた10戦目は、一般B2一（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で岩本怜騎手（2戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた11戦目は、高野誠毅騎手を鞍上に迎えて、エメラルドピンク賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

11月24日、中3週で迎えた12戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、射手座特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に敗れた。

12月14日、中2週で迎えた13戦目は、及川烈騎手を鞍上に迎えて、ブルーマウンテン賞（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

12月22日、連闘で迎えた14戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の浦和ジョッキーズラウンド（ファイナル）（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のガラデレオンを3/4馬身振り切って優勝

4歳（2024年）

1月12日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、寒梅特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は及川烈騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず3着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた16戦目は、立山賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では別次元の末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアストロアイガーを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

2月20日、中2週で迎えた17戦目は、アメジスト特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で及川烈騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

3月27日、中4週で迎えた18戦目は、木間塚龍馬騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の仲春特別（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

4月19日、中2週で迎えた19戦目は、山吹特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は及川烈騎手（4戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた20戦目は、潮干狩り特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で及川烈騎手（5戦1勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。